皆さんパワーポイントを用いて資料を作成する際に以下の図ように曲がった「やじるし」を書きたいといった場面があると思います。
手で書くと簡単に書くことのできる普通なやじるしでも、これをパワーポイントで書こうとすると、なかなか難しいのです。
今回はパワーポイントを利用したきれいな曲線やじるしの書き方をいくつか紹介したいと思います。
円弧を利用する
まず、個人的にこれが一番おすすめの方法です。
手順としては、まずパワーポイントを開き、① 挿入 → ② 図形 → ③ 円弧を選択します。
円弧を選択したら、スライド上にドラッグします。
ドラッグしたら、下図のようになると思います。
次にこのままではやじるしではないので、変更していきます。
円弧の図形を選択して、右クリックで「図形の書式設定」を選択します。
すると、右側に「図形の書式設定」という項目が出てきます。
図形の書式設定のところを下にスクロールすると、終点矢印の種類という項目があるので、そこをクリックして好きなやじるしの形を選択します。
すると以下のようなやじるしが完成しました。
あとは、先ほどの図形の書式設定から図形を回転させたり、線の幅を太くしたり、大きさを変えたりといろいろすることできれいな曲線のやじるしを作ることが出来ます。
アイコンを利用する
Office365の2016以降に実装されたアイコンという機能を活用する方法です。
とても便利な方法なので、新しいのOfficeを利用されているかたは是非覚えて活用できるようになっておきましょう。古いOfficeでは使用できないのでその人は円弧を利用して作成してください。
利用方法は「挿入」タブから「アイコン」ボタンをクリックします。
するとアイコンの検索画面が出てくるので「矢印」と検索しましょう。
矢印のアイコンがたくさん出てくるので、好みの矢印を選んで使用しましょう。
ブロック矢印を活用する
続いて、ブロック矢印を利用して曲線やじるしを書く方法を紹介します。
この方法は先ほどの円弧を使用した書き方より個人的に見栄えはよくないと思っていますが、簡単に作成することが出来ます。
先ほどの円弧を利用した場合と同様に挿入から図形を選択し、ブロック矢印を選択します。
スライドに張り付けるとこのようなやじるしができます。
大きさ等を変更して完成です。
比較してわかるとおり、ブロック矢印で作成してしまうと3次元的なやじるしになってしまいます。
加えて線の太さなど変更できない項目も円弧と比べると多いのであまり実用性はないかと思います。
フリー素材の矢印を利用する
最後の方法として、フリー素材の矢印を活用するといった方法です。
探してみるとたくさんあるので、自分にあったのを探してみましょう。
ただし、背景が白だったりするので、利用する際は気を付けましょう。
まとめ
今回は曲がったやじるしの描き方を解説してみました。
パワーポイントで曲がったやじるしを書きたい場面は意外と多いと思いますが、そういった図形は用意されていないので、ひと手間加える必要があります。
ぜひ、円弧を利用したやじるしの書き方を活用してみてください。
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