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【制御機器】リレーの役割とは?構造や特徴を解説!

制御

リレーとは

リレーは電気信号を受け取ってほかの機器や回路に伝えるための制御機器のひとつです。

制御機器の中心的部品であり、制御回路を作成するうえで切っても切り離せない部品になります。

現在はPLC(シーケンサ)なども多く使用されており必ずしもリレーが必須というわけではなくなってきましたがPLCの中でも仮想的なリレーが存在します。

そのため制御盤を開けたら必ずと言っていいほどリレーがあると思います。

今回はこのリレーについて仕組みや役割などを解説していきます。

おたち
おたち

もともとリレーは英語で「Relay」と書き、中継するという意味があるよ!

リレーの構造

基本的にリレーは電気信号を受け機械的動作に変換するコイル部(入力部)と出力側に電気を流すために開閉する接点部で構成されています。

コイルに電流が流れることでリレー中に存在する鉄心に対して磁力が生じて接点が閉じ出力側に電流が流れます。

 

リレーの役割

リレーの役割として主に以下の3つの役割があります。

1. 少ない電流で大きな負荷を制御することができる。

モーターなどの大きな負荷を制御する際はリレーを使用することでモーターの起動や停止といった動作をリレーに小電流を流すだけで行うことができとても合理的な回路設計を行うことができます。

2. 異なる電圧間でも信号を伝えることができる。

リレーは入力側と出力側が完全に分離されているため、「直流と交流」であったり「100Vと200V」といった違う電気的特性の機器であっても信号をきちんと伝えることができます。

おたち
おたち

一般的にはリレーの入力側は電圧が定められていて出力側は流すことができる電流量が定められてるよ!

3. 1つの信号で複数の接点を動作することができる。

リレーは基本的に2接点や4接点といった風に入力側の信号1つに対して出力側の接点を複数使用することができます。またそれぞれの接点に対してa接点、b接点を選択することができ一つの入力信号で様々な機器を同時に制御することが可能です。

おたち
おたち

1つの信号で複数の回路を同時に制御できるよ!

まとめ

今回は制御機器の要である「リレー」について解説してみました。

まとめとしては以下の通りとなります。

  • リレーはコイルに電流を流すことで接点を閉じ出力側に電流を流すことができる。
  • リレーは大負荷の機器を小電流で制御できる。
  • リレーは異なる電圧間でも機器を制御することができる。
  • リレーは1つで複数の接点を同時に制御することができる。
おたち
おたち

リレーは電気制御をするうえで絶対に必要な制御機器の一つだよ!

しっかりと理解して上手に活用してね!

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